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[第52回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ【10】  華やかなりし奈良・天平時代~大仏建立と雅の世界] レポート

[第52回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ【10】  華やかなりし奈良・天平時代~大仏建立と雅の世界] レポート

2024年3月30日に行われた「第52回身体に美味しい文化講座」は、毎年一回のお楽しみ、雅楽の登場、「雅楽と料理を楽しむ夕べ【10】  華やかなりし奈良・天平時代~大仏建立と雅の世界」です。

まずは、三田先生による、分かりやすく面白い雅楽のお話。


三田徳明さん率いる三田徳明雅楽アンサンブルの天平の雅楽の演奏。

そして、特別に舞っていただいた上半身が人で下半身が鳥の迦陵頻(かりょうびん)の舞い。


●「蘇(そ)」 
牛乳を、弱火で、気長に煮詰めたもの。


●「鰊のきたひ鼓漬け、鰹の生ぶし」
「きたひ」は乾燥したもの。「鼓」は味噌の前身。豆を発酵させたもの。


●ししくしろ(家猪の串焼き)
「しし」は肉、「くしろ」は串。肉の串焼き。


●荷根(はちすね、蓮根)と大根と山芋の煮物
調味料(めぐり)をつけて、食べる。


*調味料(めぐり) 
塩•酒•酢•醤(ひしお)


★若菜のひたし 


★水葱(なぎ)の羹(あつもの)


★あらめのかしき飯 
「あらめ』海藻の一種。「かしく」は炊くの意味。


★唐菓子 桂心 
「八種の唐菓子(やくさのからくだもの)」より。
桂心は米粉やもち粉等にシナモンを練りこんだ揚げ菓子。
  
来年も、また3月頃にやります。是非、間近で聞く雅楽と、三田先生のお話、楽しみにお越しくださいませ。

落語と江戸料理の会   めぐたま寄席 第19回 柳亭小燕枝師匠

落語と江戸料理の会  
めぐたま寄席 第19回 柳亭小燕枝師匠

イケメンな落語家といえば、小燕枝さん。
でも、おととし、真打ちに昇進してからは、
滑稽み、凄みがプラスされてきました。
どのように進化しているか、今回も楽しみです。
二部はめぐたまのおかどめぐみこによる江戸料理。
毎回、江戸時代の料理書と首っ引きで、
献立を考えています。めぐたま寄席は
五感で江戸を味わう贅沢な時間です。

他では味わえない、落語と江戸料理の一時。
ぜひぜひお越しくださいませ。

江戸料理の一部をご紹介します(予定)

* かつお生り節おろし大根
「日々徳用倹約角力取組(江戸後期の庶民の節約料理番付) 魚類方」より。江戸っ子が女房を質にいれても争って食べた初かつお。足がはやいので、次の日には、加熱したなまり節にして食していた。「二日目は矢次早なり初なまり」。

*素麺大根 「大根一式料理秘密箱」より。
「大根一式料理秘密箱」より。夏の辛い大根を細かい線に切って素麺に見立てた料理。水にさらすことによって、辛さが和らぎ食べやすくなる江戸っ子の知恵。

*ほたるめし
「名飯部類」より。6月は蛍の季節、黒豆を「蛍」に見立てたご飯。極上の信楽煎茶で食すとある。

2024年6月14日(金)
18:30 開場
19:00 開演

会費:5500円(落語と江戸料理。ドリンク別/定員27名/全席自由)
場所:写真集食堂めぐたま
   渋谷区東3−2−7 1F 恵比寿駅 徒歩7分 03-6805-1838
予約・問い合わせ:めぐたま megutamatokyo@gmail.com、03-6805-1838
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