【「落語と江戸料理の会  めぐたま寄席 第14回  柳亭小燕枝師匠」のレポート】

【「落語と江戸料理の会  めぐたま寄席 第14回  柳亭小燕枝師匠」のレポート】

2023年2月10日に開かれた「落語と江戸料理の会  めぐたま寄席 第14回  柳亭小燕枝師匠」は楽しく、美味しく開催されました。

まずは真打ちに昇進した小燕枝さんが二席。
新型コロナの感染拡大で、お休みしていたので、久しぶりの登場です。
しばらく見ないうちに、いい男にちょっと貫禄が加わっていました。

2部は、おかどめぐみこによる江戸料理の宴。



*ウエルカム おにぎり  お赤飯


*燕(えん)嵩(す)(巣)湯(とう)(卓子式より)
燕の巣は「えんす」と言って江戸の料理本に4か所に出てくる。唐船に乗ってやってきた貴重品と書かれ、さしみ、あへもの、吸いもの等々に使われたようです。今日は鶏肉と合わせた吸い物で、もどき料理でご用意しました。


*鯖の南部揚げ(料理通より)
鯖の衣に胡麻加えて揚げています。胡麻を使う料理を南部という事があるようで、胡麻の風味で鯖の臭みを感じません。上にかける大根おろしは、一度水あらいして、大根の臭みをとるのも八百善風。春の菜の花を添えて。


*礫(つぶて)田楽(豆腐百珍 絶品より)
香ばしく焼いた豆腐に芥子酢味噌をかける取り合せは、堂々豆腐百珍の絶品の一品。豆腐の形が礫に似ているところからこの名がついたと。


*利休あへ大根(大こん一しき料理秘密箱より)
大根をよくゆでて、黒ごまを擂って上々の白味噌、味醂を入れてさらに擂ったところに、粉肉桂(シナモン)を入れ、大根と和えたもの。「大こんは あへてしばらくすればあしきにほひ出るゆへ これを入るれば くさみ出もうさず」。シナモンで大根の臭みを消す江戸の知恵。


*黄檗にんじん(精進献立集より)
「にんじんをしらがにきざみ なまにてごまのあぶらにてあげる」
にんじんの甘さがひきたち、酒のつまみによい一品。


*小枝飯(めぐたま名飯部類!より)
めぐたまの牛蒡の炊き込みご飯。小燕枝さんにちなんで、牛蒡を小枝風に切ってみました。



*デザート 小燕枝師匠 (めぐたま特製の燕のクッキーと小枝ちゃん)


ちょうど当日は師匠のお誕生日!
ささやかにめぐたまをプレゼント。

小枝師匠じゃない、小燕枝師匠、お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
また、5月頃にめぐたま寄席を開催予定。乞うご期待です。

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