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第52回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ【10】  華やかなりし奈良・天平時代~大仏建立と雅の世界

[第52回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ【10】  華やかなりし奈良・天平時代~大仏建立と雅の世界]

世界最古の音楽・舞踊芸術の雅楽、平安時代は貴族の「あそび」として奏でられていました。
しかし日本への伝来当初は少し性格が違っていたようです。
奈良時代、東大寺大仏開眼供養(752年)にて上演された楽舞の実演で当時の様子を垣間見ながら、その歴史と説明を三田徳明先生に解りやすくそして興味深くお話ししていただきます。

そして雅楽が伝わって来た当時に思いを馳せ、おかどめぐみこの手による天平料理の数々を楽しんでいただけたらと思います。
皆さまのお越しをお待ちしております。

日時:2024年3月30日(土)
   スタ-ト 17:30(受付 17:00)

会費:5,500円(楽舞&お話と天平料理)

場所:恵比寿/写真集食堂めぐたま
   東京都渋谷区東3-2-7
   https://megutama.com

お話:三田徳明(学習院大学・放送大学講師)
演奏:三田徳明雅楽アンサンブル
   http://gagaku.asia
料理:おかどめぐみこ(めぐたま店主)

要予約:(株)ラサ/畠中        
    lhasa-h@ezweb.ne.jp
    めぐたま
  megutamatokyo@gmail.com
メールにてご予約ください。
参加ボタンを押しただけではご予約とはなりません。
こちらからの予約完了メールをもってご予約となります。
[ご予約]①お名前 ②来場人数 ③緊急時のご連絡先(携帯番号など)
以上を明記し、上記アドレスにご連絡ください。
☆前日・当日のキャンセルは準備の都合上キャンセル料をいただきます。

第40回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ[8] 江戸から明治へ~明治維新の新しい雅楽の世界レポート

第40回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ[8] 江戸から明治へ~明治維新の新しい雅楽の世界レポート

4月16日に開催された雅楽の会、なんと、年に一回の開催で8回目を迎えます。
今回も三田徳明さんの、楽しくわかりやすいお話。
明治に入っての雅楽の取り扱われ方、政治の中の立ち位置など目から鱗の話がどんどん出てきます。

もちろん、演奏も。
最初は「平調 越天楽」。
次は毎回お馴染みの「平調 越天楽」を今様で会場のみんなで歌います。
作詞はおかどめぐみこです。

続いては、新橋〜横浜間に鉄道が開通した時の式典で演奏された雅楽。
「慶雲楽」と「還城楽」。

最後に「君が代」。
これは実は奥好義との話。この歌のベースには雅楽があるそうです。

そして、第2部は明治のごはん。


お料理の説明をするおかどめぐみこさん。


牛鍋。味噌が入ってます。
明治元年創業で、当時の味を守り続けている横浜「EMC太田さんなわのれん」の牛鍋を参考にしました。


マッケローニサラド(マカロニサラダ)
日本で最初の西洋料理解説書「西洋料理指南」(1872年、明治5年)でマカロニが紹介されている。
村井弦斎のまいないソースで和えた。

コルリ(カレーライス)
「西洋料理通」のなかで「カリードヴィル・オル・ファウル」の作り方が載っている。


アイスクリン。
明治2年横浜馬車道に元旗本の町田扇造が「あいすくりん」の名称で初めて販売。

第35回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ【7】 江戸の雅楽で日韓交流~朝鮮通信使への雅楽演奏repo-to

第35回 身体に美味しい文化講座
雅楽と料理を楽しむ夕べ【7】
江戸の雅楽で日韓交流~朝鮮通信使への雅楽演奏レポート

毎年一回開催している、雅楽の会、今回は、江戸時代にやってきた朝鮮通信使への雅楽演奏がテーマ。

最初は、恒例の今様越天楽を合唱。
おかどさんとときたまが作っためぐたまの歌です。越天楽のメロディに合わせて歌います。

そして、いよいよ朝鮮通信使のお話。時のエピソードを三田徳明さんがわかりやすくおもしろく解説してくださいました。
三田さんについてくわしくは下記に
http://gagaku.asia

そして、実際に演奏された演目を演奏してくださったのは
三田徳明(篳篥(ひちりき))、三田晴美(笙、打ち物)、鈴木祥江(笛)、三田千尋(篳篥、打ち物)。
三田徳明雅楽アンサンブルの皆さんです。

その後、おかどめぐみこが朝鮮通信使の料理本をもとに構成したおもてなしのご馳走が出ました。

*家猪の南蛮煮 根深 (料理山海郷)
四つ足は日本人はあまり食さなかったが、朝鮮からの使者たちは鹿、猪、家猪、牛、狗、鶏、鴨などを好んだと。南蛮煮は揚げたあと酢を入れて煮る料理。辛いもの香辛料が好きだった客に唐辛子をプラス。

*竹のこのいりだし(精進献立集)
タケノコを切って薄味で煮て、油で揚げる。煮た汁をかけ大根おろしで食す料理。
*辣料(からみ)豆腐(豆腐百珍 絶品)
たっぷりの生姜で豆腐を一晩煮た料理。原本には豆腐一丁に一握りほどの生姜を10個入れるとある。辛み好きの賓客のために。(天和度 豆腐240丁)

*生わかめのしたし 古今料理集
海路の途中、生の新わかめの季節に。今回はごま油で炒めて、鰹節をからめて翡翠わかめとした。この季節だけのご馳走。

*あいまぜ (茶之湯献立指南、合類日用料理抄)
いろいろな材料を切って混ぜ合わせた、江戸時代の野菜サラダ。煎り酒で和えたり、三杯酢、たれ味噌で和えたりと材料も季節と時代でいろいろに変わっていった。今回は煎り酒で。

*人参の黒和え 江戸流行料理通
胡麻和えなどは白ごまが主だが、これは黒ゴマで白味噌を加えて、コクのある味わいになっている。色目も江戸好みか。江戸の初期、人参は赤い根ではなく、もっぱら葉が食べられていた。
(宝暦度 にんしん 86本 葉にんしん 36把)

笋汁 (古今料理集)
たけのこの姫皮を汁に仕立てて、貴重品の岩茸でおもてなし。
「竹の子すへの皮の内肌やわらか成白き皮を針に刻。竹に非ず皮也。味噌汁あしらい岩茸」

鮎めし (料理物語)
諸国お国自慢の鮎のごはん。

菓子 羊羹 (古今名物御前菓子秘伝抄)
甘いものは特に好まれた。羊羹50斤 (30キロ) (寛永13年度の記録)

目の前での雅楽演奏に、江戸料理、やっぱりライブで集えるのはいいなあと実感したひと時でした。
「雅楽と料理を楽しむ夕べ」は来年も開催予定です。お楽しみに。

次回の身体に美味しい文化講座は
…丸山寛子の食材探訪~台湾茶を召し上がれ!…
日時 : 2021年5月29日(土) スタート 11:00~(受付 10:30~)
会費 : 5,500円(お話しと台湾茶葉料理 台湾茶付)
詳しくは下記に
https://megutama.com/8758-2/
お越しをお待ちしています。

【江戸の雅楽で日韓交流~朝鮮通信使への雅楽演奏】第35回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ【7】  

第35回 身体に美味しい文化講座
雅楽と料理を楽しむ夕べ【7】

江戸の雅楽で日韓交流~朝鮮通信使への雅楽演奏

時代を追ってお話&演奏を重ねて来た雅楽と料理を楽しむ夕べも、本格的に江戸時代へと入って
参りました。まだまだ国交が回復していなかった日韓の橋渡しとして、朝鮮国王より徳川幕府に
派遣された公式の外交使節・朝鮮通信使の存在がありました。 彼らへの接待の一部にエンター
テイメントとしての雅楽演奏も含まれ、現代の雅楽観の基が作られて行きます。
そんな朝鮮通信使たちの前で演奏されていた演目から、代表的な何曲かを演奏していただきます。
三田徳明先生の解りやすいお話と目の前で展開される本物の雅楽演奏、そして朝鮮通信使への
接待料理として作られた江戸料理の数々をお楽しみいただけたらと思います。

日時 : 2021年4月4日(日)   スタート 17:00~(受付 16:30)
 
会費 : 5,500円(お話・実演と江戸料理 三年番茶付)
  
場所 : 恵比寿/写真集食堂 めぐたま
         東京都渋谷区東3-2-7  https://megutama.com
定員 : 15名
                 
お話 : 三田徳明(学習院大学・放送大学講師)
演奏 : 三田徳明雅楽アンサンブル http://gagaku.asia

料理 : おかどめぐみこ

要予約 : ㈱ラサ/畠中 lhasa@titan.ocn.ne.jp  090-4425-4263
めぐたま  megutamatokyo@gmail.com
メールか電話にてご予約下さい。
メールの場合はこちらからの予約完了メールをもってご予約となります。
【メール予約】(1)お名前 (2)来場人数 (3)緊急時のご連絡先(携帯番号など)
       以上を明記し、上記アドレスにご連絡下さい。

前日・当日のキャンセルは準備の都合上キャンセル料をいただきます。

第31回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ[6] 令和の御代替わり 奉祝の雅楽レポート

第31回 身体に美味しい文化講座 雅楽と料理を楽しむ夕べ[6] 令和の御代替わり 奉祝の雅楽レポート

2020年2月9日に開かれた6回目になる「雅楽と料理を楽しむ夕べ」。今回は、令和になっての初めての雅楽の催しなので、「令和の御代替わり 奉祝の雅楽」をテーマに、お話と雅楽の演奏、お料理を楽しみました。

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令和の御代がわり 奉祝の雅楽について、三田徳明先生から、わかりやすく面白い大嘗祭の雅楽のお話。
実際に演奏された雅楽の演奏もありました。
お話は三田徳明さん。
演奏は、三田徳明雅楽アンサンブルの皆さんです。
http://gagaku.asia

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雅楽の後は、おかどさんの手による大饗の儀(大嘗祭)の料理の登場です。

実際のメニューは、もっといろいろありますが、今回は、以下の品を作りました。これでもお腹いっぱい。
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*汁物:合味噌仕立、巻鱧、独活(ごめんなさい、天地を間違えて、写真を撮ってしまいました)

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*取肴:日の出蒲鉾、大山鶏松風焼、鶴亀型薯蕷羹

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*作身:鯛・白糸大根、大葉

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*加薬飯:海老曽保呂、椎茸、干瓢、青豆、錦糸玉子、紅生姜

*巻昆布
上の写真の右側の昆布です。

三田先生はじめ三田徳明雅楽アンサンブルの皆様、お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

次は、
第32回 身体に美味しい文化講座…森山暁子の浮世絵江戸話し[2]…今年はちょっと、江戸でお花見!!
日時 : 2020年3月14日(土)  スタート11:00~(受付 10:30~)
会費 : 5,500円(江戸のお花見のお話し&お料理 三年番茶付)

詳しいことのお問い合わせ、お申し込みは
要予約 : ㈱ラサ/畠中 lhasa@titan.ocn.ne.jp   090-4425-4263