第33回身体に美味しい文化講座
…癒しのハ―ピスト・彩愛玲(SaiAiling)の世界…
中世ドイツのメディカルハ―ブとヒストリカルハ―プのひと時レポート
9月6日、久しぶりに身体に美味しい文化講座が開かれました。
今回は …癒しのハ―ピスト・彩愛玲(SaiAiling)の世界…。
第一部は、癒しのハ―ピスト・彩愛玲によるヒルデガルドと教会音楽、そしてハーブのルーツを辿ってのお話と、ハープの演奏。
当時そのままに復元された2種類のヒストリカルハ―プを使い、実際に奏でられていた幾つかの曲を中心に演奏していただきます。
世界に3台しかないアングロサクソンハープを演奏する彩愛玲さん。
お話しと演奏の後はヒルデガルドのレシピからヒントを得た、南ドイツ料理。
ヒルデガルドの考える食は、空腹を満たすだけではなく、「健康を維持すること」「心身のバランスを整えること」を重視。
スペルト小麦、ハーブ、季節の食材を大事にしている。
スペルト小麦とビーツとりんごのサラダ
(体力をつけるためのおすすめ料理。スペルト小麦は胃腸の働きをたすける最高の穀物。ヒルデガルドはこの古代麦を絶賛、多用している)
ズッキーニのサラダ 木いちご風味
(ズッキーニを生で食べるサラダ。木いちごとディルで薫り高く)
マウルタッシェン
(ドイツ風スープ餃子。肉食をしてはいけない時期に、皮で包んだものなら神様に気づかれないだろうと作った)
サーモンのひまわりオイル揚げ、香草風味とライ麦パン
(鮭は多くの香草との組み合わせで、胃に負担がかからず、消化を助けます。ひまわりオイルを使ってあっさりと。)
ワインゼリー
(ワインは修道女たちの健康促進を始め、薬用にも使われていた。ドイツの白ワインリースリングを使った香りよいゼリーは疲れた体を癒してくれます)
癒しのハープの音色と体に優しいドイツ料理で楽しいひと時でした。
彩愛玲さん、ありがとうございました。(これは彩愛玲さんのCDです)