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飯沢耕太郎の写真集を語り尽くす!Vol.17 山田脩二『新版 日本村 1960-2020』(平凡社、2020年)  

飯沢耕太郎の写真集を語り尽くす!Vol.17
山田脩二『新版 日本村 1960-2020』(平凡社、2020年)  

1960〜70年代、高度経済成長下のニッポンの津々浦々を撮影し、伝説の写真集『日本村 1969-79』(三省堂、1979年)を刊行して、高い評価を受けた山田脩二さん。その後、炭を焼き、瓦を焼く「カワラマン」に転身して驚きを与えましたが、どっこい写真家としての活動はしっかりと続けていました。その成果をまとめたのが、昨年刊行された400ページを超える大著『新版 日本村 1960-2020』です。

今回は、淡路島にお住まいの、80歳を超えて、なお意気軒昂な山田さんをゲストにお迎えし、同書を中心に語り尽くします。山田さんの肉声を聞くことができる、またとない機会になります。ぜひ足をお運びください。(飯沢耕太郎)

山田脩二(やまだ・しゅうじ)
写真家・カワラマン
プロフィール 1939年兵庫県西宮市甲子園生まれ。1958年桑沢デザイン研究所入学。60年修了。1960年から 2年間凸版印刷株式会社の臨時職工、スタジオ・暗室の助手を経てフリーカメラマンに。主に建 築・美術など造形的な分野の写真を撮る一方、日本の津々浦々に旅を続け雑多な風景を撮る。 1982年“職業写真家”に終止符宣言をして、淡路島の地場産業、粘土瓦製造に臨時職人と して2年間従事。1984年「フリー(瓦)カワラマン」と自ら名乗り、写真(紙)を焼き、瓦(土)を焼 き、炭(木)も焼き……と、“焼き”にこだわり続け、ついに焼きと酔いが回って、40年。
【主な受賞歴・展覧会・著書】
1974年「現代日本15人の写真家」展(東京国立近代美術館)。
1979年写真集『山田 脩二|日本村1969-79』(三省堂)。
1991年「吉田五十八賞特別賞」。
1996年『カメラ マンからカワラマンへ(』筑摩書房)。
1998年『日本の写真家 39 山田脩二(』岩波書店)。
2007年「織部賞」(岐阜県)。
2008年「日本建築学会文化賞」(社団法人日本建築学 会)。
2010年写真集『山田脩二 日本旅 1961-2010』(平凡社)。
2016~17年「さ迷う『山田脩二・日本晴れ』展 あっちこっちで……。」(全国11カ所)。
2020年 写真集『新版『日本村』1960‐2020』(平凡社)。

7月4日(日)
15:30 開場
16:00〜17:30 トーク 山田脩二さん 聞き手 飯沢耕太郎

◉トーク終了後、17:30〜19:00、山田さん、飯沢さんを囲んでのご飯会があります。
ご希望の方はお申込みの時に、お申し出ください。別途料金3000円(ワンドリンク付き)です。

2600円(税込)三年番茶付き 学生割引 1600円(三年番茶付き)

場所 写真集食堂めぐたま
渋谷区東3−2−7-1F(恵比寿駅 徒歩7分)
03-6805-1838

お申し込み megutamatokyo@gmail.com

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定員 15名

*コロナ対策は、都の要請に従って、行ないます。
*ご来場の方には、マスクの着用をお願いします。