深瀬昌久」タグアーカイブ

5月29日(金)から31日(日)に、「飯沢耕太郎の写真集千夜一夜」 第6弾配信!

5月29日(金)から31日(日)に、「飯沢耕太郎の写真集千夜一夜」 第6弾配信!

「写真集千夜一夜」は今週末、5月29日(金)から31日(日)に、第6弾を配信します。
だんだん、配信にも慣れ、観やすく面白くなってきていると思います。
写真集にあまりなじみのない方にも楽しめる内容です。
第6弾もぜひぜひご覧ください。

チャンネル登録もお願いします。お知らせしているアドレスが、なくなってしまうトラブルが時々あるので、登録していただけると、その場合にもすぐに新しいアドレスがわかります。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言は終わりましたが、今週末の金、土、日曜日に配信します。来月から配信については、改めてご連絡します。

配信を見るのは無料です。いいね、と思ったら投げ銭をお願いします。
めぐたま商店
https://megutamatokyo.stores.jp

【アーカイブについて】
第一夜から第十五夜の分も、アーカイブさてれていますので、ご覧になれます。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の間は、アーカイブをご自由にご覧いただけるようにしようと思っていました。緊急事態宣言は終わりましたが、5月いっぱいは無料で視聴できます。
6月以降については、改めてお知らせします。

アーカイブのラインアップは、一番下に。

————————————————–

5月29日(金) 21:00
第十六夜 土門拳『ヒロシマ』
https://youtu.be/4iI_1fn4W0w
「リアリズム写真」を追求した土門拳の渾身の力作ドキュメンタリー。

5月30日(土) 21:00
第十七夜 エド・ファン・デル・エルスケン Ed Van Der Elsken「セーヌ左岸の恋』Love on the Left Bank
https://youtu.be/dr5o92yewXc
無一文でオランダからパリに来たエド・ファン・デル・エルスケンの青春ストーリー。

5月31日(日) 21:00
第十八夜 深瀬昌久 『鴉』
https://youtu.be/W-c4g-RrUeY
『鴉』は深瀬昌久の孤独の象徴か? 自分とは何かを問い続けた写真家の軌跡。

———————————————-
*アーカイブ(配信済みの番組)

第一夜 森山大道『にっぽん劇場写真帖』
https://youtu.be/jzlrlWso5l8

第二夜 安井仲治『安井仲治写真作品集』
https://youtu.be/_ZYGtfVmWPM

第三夜 ウォーカー・エヴァンズ Walker Evans『American Photographs』
https://youtu.be/idKAOTFchw8

第四夜 植田正治『童暦』
https://youtu.be/bncZWjQ8XCo

第五夜 ピーター・ビアード Peter Beard『ジ・エンド・オブ・ザ・ゲーム』/『ダイアリー』
https://youtu.be/Mq7yLDLCHBo

第六夜 奈良原一高『スペイン 偉大なる午後』
https://youtu.be/Uo4ISmdxWpo

第七夜 アンリ・カルティエ=ブレッソン Henri Cartier-Bresson『The Decisive Moment(決定的瞬間)』
https://youtu.be/y0Kbi_W_1jM

第八夜 佐内正史『生きている』
https://youtu.be/Xv5fqdtMIYU

第九夜 東松照明『太陽の鉛筆』
https://youtu.be/RFoYl3jak_M

第十夜 アウグスト・ザンダー August Sander『時代の肖像(Antlitz der Zeit)』
https://youtu.be/m0QHvdcpARw

第十一夜 川田喜久治『地図』
https://youtu.be/Qbz7oYejJZg

第十二夜 牛腸茂雄『SELF AND OTHERS』
https://youtu.be/kYw_uymyAs4

第十四夜 ロバート・フランク Robert Frank『私の手の詩』The Lines of My Hand
https://youtu.be/CxXQ75ohtas
フランクは名作『アメリカ人』刊行後、一時写真家としての活動を休止した。ニューヨークを訪ねた一人の日本人が、彼を写真の世界に引き戻す。

第十五夜 川内倫子 『うたたね』
https://youtu.be/kHRMX4xtJoE
国際的にも評価が高い川内倫子のデビュー写真集『うたたね』には、その前身となるポートフォリオがあった。その2冊の『うたたね』を比較する。

「飯沢耕太郎と写真集を読むvol.16 深瀬昌久」講座レポ

 

秋の気配を感じるようになってきた9月6日の日曜日。

連続講座「飯沢耕太郎と写真集を読む」が開催されました。

めぐたまで自由に手に取ることのできる5000冊もの写真集。

「写真の味わい方を知ってほしい。」と、続けて来たこのイベントも今回で16回目です。(いままでの様子はこちら。)

DSC_0264

この日のテーマは写真家・深瀬昌久の生涯と写真について。

飯沢さんは深瀬昌久を「生きること」と「写真を撮ること」の結びつきが異様なまでに強い写真家だと言います。

1934年、北海道美深町にて写真館の息子として生まれた深瀬。

幼少期から「写真」が身近にあった彼にとって写真を撮ることは宿命であり、ある種の縛りでもありました。

被写体に「自分」を投影するかのようにカメラを向けた『遊戯』(1971年)、『洋子』(1978年)、『鴉』(1986年)、『家族』(1991年)、『父の記憶』(1991年)を見ていきます。

DSC_0280

妻・洋子との別れと、家族の死を経た深瀬は、被写体としての他者も失い「自分」にカメラを向けるようになります。それが、「ブクブク」や「私景」のシリーズです。

1992年の事故によって突如として写真を撮ることができなくなり、療養施設を転々とし2012年に亡くなりました。

「自分とは何か」という問いを極限まで追い続けた彼の写真には、刃の上を渡り歩くような危うさと凄みがあると飯沢さんは語ります。

DSC_0281

DSC_0295

特別ゲストに深瀬昌久アーカイブスのトモ・コスガさんをお迎えし、生前最後の写真展となったニコンサロンの展示風景やオリジナルプリントをみせて頂きました。

彼の死後、深瀬昌久アーカイブスの活躍もあり、国内外で写真家・深瀬昌久への注目が集まっています。

トモ・コスガさんは講座の最後に「若い人にもみてほしい」と思いを語ってくれました。

DSC_0300

DSC_0316

トモ・コスガさん、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

【次回のごあんない】

飯沢耕太郎と写真集を読む! Vol.17 中平卓馬

10月18日(日)

10:00~11:30

料金 2500円(三年番茶付き)

学生割引 1500円(三年番茶付き)

定員 15名

場所 めぐたま

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。

*前日、当日のキャンセルは準備の都合がありますので、キャンセル料をいただきます。

皆さま奮ってご参加ください。

 

写真/文 館野 帆乃花