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息継庵モーニング茶事7/「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」レポート

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息継庵モーニング茶事7/「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」レポート

5月12日土曜日、朝の8時から石澤宗彰さんが亭主を務める息継庵モーニング茶事。
お天気も良く、青葉がきれいな朝です。

まずは、おかどめぐみこさんが作った、一汁一菜。
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鰹のげた造り。江戸享保年間創業の江戸料理屋「八百善」秘伝の味です。
グリンピースの混ぜご飯。ちょうど季節ですね。
あおさのお椀。

そして、お菓子。
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名前もそのものズバリ「初かつを」。
名古屋の美濃忠の季節羊羹です。
うす甘くて、美味。
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糸をよって切ると、まるで、鰹のように見えます。

いよいよ、石澤さんのお点前。
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中のお抹茶が見えるように、ガラスの器で揃えられています。
水差しなども全てガラス。

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鳥籠の中には、ホトトギスに見立てた茶筅が。
そこには、ちょっとした仕掛けがしてあって、ホトトギスが鳴くのです。
鳥の水飲み用の器が水差しになります。

半東さんは、めぐたまのおかど恵未こさん。

各所に、石澤さんのセンスと洒落っ気がちりばめられている茶事でした。

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このツーショットは、今回のガラスの器を作られた洞爺湖の作家、高臣大介さんと石澤宗彰さん。
ちょうど展示会で東京に来られていたので、お茶時に参加してくださいました。

高臣大介さんのサイト
http://glagla.jp/about.html

次回のモーニング茶事は9月1日土曜日です。
氷点です。

詳しくは下記に。
https://megutama.com/息継庵モーニング茶事8%EF%BC%8F「氷点(こおりだて)/

お越しをお待ちしています。

第20回 身体に美味しい文化講座  雅楽と料理を楽しむ夕べ【4】 鎌倉から安土桃山時代へ~戦国武家の雅楽レポート

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第20回 身体に美味しい文化講座  雅楽と料理を楽しむ夕べ【4】 鎌倉から安土桃山時代へ~戦国武家の雅楽レポート

3月31日、第20回 身体に美味しい文化講座  雅楽と料理を楽しむ夕べ【4】 鎌倉から安土桃山時代へ~戦国武家の雅楽が行われました。

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楽しくわかりやすい三田徳明さんの雅楽の説明から、始まりました。
三田徳明さん
http://gagaku.asia

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三田徳明雅楽アンサンブルの演奏は、おなじみの越天楽から始まり、戦国時代の楽曲へと続きます。

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舞の時に使うお面。

2部は、戦国の料理。
秀吉の好物を中心に、おかどめぐみこが作りました。

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お料理の説明をするおかどめぐみこ。

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戦国時代、膳にお料理を乗せてもてなした。
前田利家が凱旋した秀吉を京都の自邸でもてなした時には、十三膳あったそうだ。

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ウエルカムおにぎりは/豆味噌をぬった麦飯の握り飯 
麦は炭水化物をエネルギーにするビタミンB1が豊富。尾張出身の秀吉は、大豆100%の豆味噌を好んで、握り飯に薄くぬって味付けして好んで食べた。

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兵糧丸 戦国版カロリーメイト
白玉粉、小麦粉、そば粉、黄粉、擦り胡麻、酒を練って作る。

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焼き蛸 
蛸に含まれているタウリンは、脳機能の活性化、疲労回復などに効果があり、秀吉の頭脳、活力の源となった。
味付けはたれみそで。
たれみそは豆味噌を水で溶いて、袋で濾して調味料として使う。

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琵琶湖のシジミの旨煮 と 丸干し
動物性蛋白質は活力の元。

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イノシシの炙り
戦場では取れた獲物を焼く、むす、シルト余すところなく食べた。

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大根とゴボウの煮物 
天下人になっても牛蒡と大根がほしい!
城持ち大名になってからの秀吉は、タコやイカ、アワビなどの海産物を好んで食べたが、根菜が好きで、生涯食膳から欠かさなかった。
特に牛蒡は食物繊維、大根は消化酵素を含み、消化機能を助けた。

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あいまぜ
ありあわせの材料を細く切って、混ぜ合わせたもの。三杯酢やたれみそ味で。

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あつめ汁(集め汁)
文禄3年前田利家が凱旋した秀吉を京都の自邸でもてなしたときの13膳の中の1品。
秀吉の好きな八丁味噌で味を調えた。

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飯 割粥と焼き味噌
晩年の秀吉が好んで食べた割粥。米の一粒一粒を三分の一くらい砕いてから炊くおかゆで、消化が良くて内臓に負担がかからない。
焼き味噌は八丁味噌、黒ゴマ、生姜、砂糖、酒で作る。

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漬物 奈良漬け 

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甘味 芋籠(いもごみ) 
米粉に山芋をすり混ぜて、昆布で包み、たれみそで煮て、小口切りにしたお菓子。
白みそやきな粉をかけて食べる。

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芋の芋縄(ずいき)
いものくきを荷縄になつて、味噌で煮て荷を引からげてきたほどに、その縄をひつきざんで水に入れ、こねまわせば汁の実になる。(雑兵物語より)

次回は
【第21回 身体に美味しい文化講座…和田文緒の香りとハーブを楽しむ会…南プロヴァンスの暮らしとハーブを五感で味わうひと時】です。
ぜひお越しください。詳しくは下記に。

https://megutama.com/test/wp-admin/post.php?post=5328&action=edit&message=6

息継庵 ときたまモーニング茶事レポート

4月29日、息継庵の6回目のモーニング茶事、明るい朝の光の中、行われました。

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今日のご正客は ときたま。

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まずはご飯。一汁一菜。
若竹煮。
採れたてタケノコと、生のワカメです。
ご飯はときたまピンクに因んで、紅ショウガご飯。
アオサのお味噌汁。
お漬け物のかわりに、山菜のおしたし。

お菓子は ときたま饅頭とフォーチュンクッキー。
もちろんときたまのコトバが出てきます。

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気持ちのいいテラスに座ります。

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半頭さんは、めぐたまのおかどさん。

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ピンクなのは、ときたまのハガキが入る箱。
他はモノクロ。
石澤さんが全部のお茶を点ててくれる贅沢です。
おいしいんだ、彼の点てたお茶は。

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一人一人に、コトバの茶杓がついてきます。
「夢に見るのに描けない」。

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今日の設え。
お茶碗は白と黒です。

石澤さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
写真を撮ってくれた、ヒキちゃんありがとう。

また、モーニング茶事、企画したいと思っています。よろしく!

息継庵 新年のモーニング茶事レポート

息継庵 新年のモーニング茶事が、1月18日日曜日に行われました。

石澤彰一サンの日記に様子が載っています。
みてね。

http://blog.goo.ne.jp/ikitugian/e/7ee2741ae63ad906e8f8f325300adda8

きのこモーニング茶事 レポート

きのこモーニング茶事 レポート

昨日の雨から、一転、晴!
気持ちのいい日になりました。

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まず、息継庵の石澤彰一さんのご挨拶から始まります。
今日のいでたちはきのこっぽい色ですね。

息継庵
http://blog.goo.ne.jp/ikitugian

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本日のしつらえ。
きのこをイメージした、紅葉をちらしたおかま。
森の中みたいですよね。
IHだから、燃えません(笑い)。

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今日のご飯。
しいたけとキクラゲの炒め、蓮根の煮物と青菜、きのこの炊き込み御飯、きのこのお汁。
きのこづくしです。

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ツチグリのお菓子。
フラウピルツ。その名もきのこ夫人。
ドイツ菓子のお店です。
http://fraupilz.blogspot.jp
これは、めぐたまでの販売中。

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今日は、テラスに向かって座ります。

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これはめぐたま特製くさびら羹。
くさびらとは、きのこの意味です、念のため。
白キクラゲをココナッツミルクで寄せて、秋の実りの柿のソースがかかっています。

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そして2服目のこのお茶は????
きのこに因んだお茶です。
こういう遊び心が楽しいですね。

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お茶会が終わった後、しつらえを囲んで、みんなでワイワイ。

息継庵のBlogを見ると、くわしいことがわかります。
http://blog.goo.ne.jp/ikitugian/e/858c18aa96b57a319125dd20eb03c6ba

次は新年の茶会を予定しています。
ぜひ,お越しくださいませ。