第55回 身体に美味しい文化講座 森山暁子の浮世絵江戸話し〈6〉☆葛飾北斎 新1、000円札の楽しいお話し☆」レポート

【「第55回 身体に美味しい文化講座 森山暁子の浮世絵江戸話し〈6〉☆葛飾北斎 新1、000円札の楽しいお話し☆」レポート】

毎年恒例になりました森山暁子さんの浮世絵江戸話。今回は、新1000円札に印刷された葛飾北斎「神奈川沖浪裏」を中心のおはなしです。右側でマイクを持つのが森山さん。いつも着物姿が素敵です。

第2部は、おかどめぐみこによる江戸料理。

*富士和(ふじあへ)「料理珍味集」より。

「料理珍味集」より。ねぎ白根ばかりざっと湯にして 胡麻みそ入豆腐にて白あへ もやし芋も宜し。

*かつお生り節降ろし大根

江戸後期の庶民の節約料理番付「日々徳用倹約角力取組 魚類方」より。江戸っ子が女房を質にいれても争って食べた初かつお。「二日目は矢次早なり初なまり」と足がはやいので、次の日にはなまり節にして食していた。大根おろしと山葵でさっぱりと。

*砕き豆腐

 豆腐と小松菜を炒めた人気の倹約料理。

*しめぢ茸のひたしもの

「素人庖丁」より。是もよくあらひ 前に出す松たけの仕やうと同しことく湯煮して 柚のす醤ゆかけこせうの粉ふりてだすべし。

*薩摩芋ととうもろこしのおねり 

「冨士講 御師料理」より。江戸時代に爆発的な人気を誇った富士山信仰の冨士講。富士吉田市御師町には、御師(おし)とよばれる神職者が住み、「神に感謝し、神人供食を行う」独自の食文化が育っていた。小麦、大麦、蕎麦、とうもろこしを挽いた粉食が盛んで、今日はさつまいもを煮て、トウキビの粉を入れて練りこむおねりを用意しました。

 

*茄子の蒲焼もどき

「八百善江戸料理大全」より。江戸時代、もどき料理がはやりました。鮎もどき、雁もどき、蒲焼もどき・・酒塩を張った器で茄子を蒸し、煮詰めたタレを塗っては焼くを繰り返し、粉山椒を振ってそれらしく。

YouTubeチャンネル・めぐたまキッチン<めぐたま大江戸料理帖>で「〇〇の蒲焼もどき」としてやってます。見てね。

*小判クッキー
 新札発行にちなんだクッキー!
綺麗な浮世絵の映像と、楽しいお話、美味しいご飯で、江戸にスリップしたひと時はあっという間に過ぎていきました。
森山暁子さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

Kayo Hirato

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Kayo Hirato

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