【落語と江戸料理の会  めぐたま寄席 第13回 春風亭柳枝師匠 レポート】

【落語と江戸料理の会  めぐたま寄席 第13回  春風亭柳枝師匠 レポート】

3度目の正直でやっと開催できためぐたま寄席。
お休みしている間に、正太郎さんは真打ちに。名前が柳枝さんと変わりました。


まず、二席。柳枝師匠をお招きしてのめぐたま寄席は大入り!

落語の後は、2部の江戸料理の会。
今回はおかどめぐみこが、柳枝さんの柳にちなんだ江戸料理をみつけてきました。


*ウエルカム おにぎり お赤飯 
遅ればせの真打昇進おめでとうございます


*柳ばや(やなぎばや) 
「料理早指南・当流節用料理大全」より。
形 が 柳 の 葉 に 似 て い る 柳 魦 ( や なぎはえ)を叩いて丸めて揚げます。魦はイサザのこと。 やなぎはえ(柳栄)とは、めでたや、めでたや。


*柳に毬(やなぎにまり)
「料理物語」より。
「料理物語」に「つまみ菜にさといもいるる也」と出てきます。「当流節用料理大全」「料理早指南」にも掲載される江戸時代の人気の汁物料理です。柳枝さんの柳にちなんで選びました。前日が七夕でしたので、ソーメンを添えてみました。


*玲瓏豆腐(こおりとうふ)
「豆腐百珍奇品」より。
豆腐を寒天で固めた、涼味ある料理。三杯酢でも黒蜜でもおいしい一品。


*鶏の味噌松風焼
「料理山海集」より。
お祝いの重箱に必ず入る料理。
「うるの粉四合砂糖八拾匁みそ100匁右のうちへ醤油少し入れよくむしつけ合平めて布目を付上下よりやききりてもちゆへし」とある。


*冬瓜のもろこしあんかけ
「八百善料理通」より。
トウモロコシと豆乳でポタージュのようなあんを作ります。当時はかなりハイカラな料理だったと思われます。


*小鮎飯
「素人庖丁」より。
江戸時代人気の鮎料理。当時は多摩川の鮎を鮮度よく運ぶのために鮎飛脚も登場!当日は九頭竜川の天然鮎で。


*豆飴(古今名物御前菓子秘伝抄)
黄な粉(州浜粉)と水飴でつくる、いわゆる州浜(すはま)。うぐいす粉で柳の葉のような色と形に。

*麦湯

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久しぶりのめぐたま寄席。柳枝さん、ありがとうございました。お越しいただいた皆様も感謝です。
落語を聞いて、江戸料理を食べる会、これからも続けて行きます。
次回の予定は、決まり次第、お知らせします。

そうそう、めぐたま寄席は4人の二つ目さんにお願いしています。
去年、柳枝さんが真打ちに。
そして、めでたいことに、残りの3名がこの秋に真打ちになります。めでたやめでたや。

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