落語と江戸料理の会 5 めぐたま寄席 入船亭小辰 レポート

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落語と江戸料理の会 5 めぐたま寄席 入船亭小辰 レポート

3月16日、5回目の落語と江戸料理の会が行われました。

まずは、小辰さんが二席。

そして、次は第二部。江戸料理の会。
おかどめぐみこが、書物を紐解いて再現しました。

*ウエルカム おにぎり(春菜飯のおにぎり)

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*桜鯛の白酢かけ (「鯛百珍料理秘密箱」より)
桜の花の咲く時期、桜色に身を染めて脂がのった桜鯛。鯛は鯉に続いて江戸時代人気のあった魚です。

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*春の雪(「黒白精味集」より)
江戸名産の独活を千切りにして、擂鉢で摺った小松菜の上に盛る。溶けかけた残雪の隙間から、萌えはじめた草が顔を出す情景を描いた、江戸の粋料理。

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*雷豆腐(「豆腐百珍」より。 尋常品の部に入っている)
ごま油を熱して、豆腐をつかみくずして入れて炒め、醤油を入れて、白ネギ、大根おろし、山葵を入れる料理。炒めるとき、バリバリと音がするところからこの名がある。

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*さつま芋のなんば煮(「年中番菜録」より)
出汁は使わず、酒と塩だけで煮た、シンプルな煮物。
「年中番菜録」はよい献立が浮かばない時に役立つように作られたもの。簡単に作れる惣菜がたくさん載っている。

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*菜の花の昆布〆 
江戸時代には昆布〆がはやりました。鯛やヒラメなどの白身魚はもちろん、蒟蒻、青菜など、なんでも昆布で〆ていたようです。今日は菜の花を〆た江戸好みの一品です。

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*胡椒飯(「名飯部類」より)
出汁は煮立てて、酒と醤油で味をつける。ご飯に黒胡椒を挽きいれてざっくりまぜ、熱い出汁をかける。江戸時代は朝に一日分のご飯を炊くので、夜はこうしたぶっかけ飯が多い。さっぱりとスパイシーでお酒の後に最適。

次回は6月15日(金)
春風亭正太郎 さんです。詳しくは下記に。
https://megutama.com/落語と江戸料理の会%E3%80%806-%E3%80%80めぐたま寄席-春風亭/

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