【「落語と江戸料理の会 めぐたま寄席 第25回 入船亭扇橋師匠」 レポート】
2026年7月3日(金)に、「落語と江戸料理の会 めぐたま寄席 第25回 入船亭扇橋師匠」 が開かれました。
まずは、扇橋師匠が二席。
そのあとは、師匠を囲んでの江戸料理の宴です。

*ウエルカム おにぎり
めぐたまでは夜のイベントの時に、ウエルカムおにぎりを出す場合が多いです。落語の前に、提供しています。仕事終わりに駆けつけて来られる方に、空腹を少しだけ和らげて、ゆっくり落語を聴いていただこうとの思いから始めました。

*豆腐麺(豆腐百珍より)
「七夕や秋を定むる夜のはじめ 芭蕉」。ソーメンは古代中国の「索餅(さくべい)」という小麦のお菓子が起源で、奈良時代に日本に伝わり、宮中で7月7日に食べる行事食となった。織姫の機の糸、天の河の川を表すとか諸説もあり。ソーメンと小松菜を炒め合わせた、沖縄のソーメンチャンプルのような異色の江戸料理。
*枝豆の味噌煮(料理物語より)
日本では縄文時代から大豆の栽培が始まっていたようで、青い枝豆を食べるようになったのは奈良時代から。江戸では夏になると「枝成り豆」や「枝付き豆」と呼ばれる、さやを外さず枝ごと茹でた「枝豆売り」が風物詩となっていた。

*鶏はんぺい(万宝料理秘密箱より)
大和芋をつなぎにしたコクのある鶏肉料理。食べ方は、「葛あんか。又わさび味噌か。さんせう味噌か。又梅仁みそには。すこししやうゆに 酒を入れ のばし煎てかけ いだしてよし。右茶料理にも。よろし」といろいろ紹介している。
*茄子膾(料理綱目調味抄より)
茄子を蒸し焼きにして、小さく引き裂いて、からし酢かごまをすって和える。夏の一品。

*百味加薬漬(四季漬物塩嘉言より)
「四季漬物塩嘉言」は江戸の漬物屋、小田原屋の主人が書いた漬物専門のレシピ集。64種の漬物を掲載。これは夏野菜や香味野菜がたっぷり入った漬物で、作り置きもできて、大人気の一品。

*茶飯(料理早指南より)
江戸時代、茶飯といってもいくつもあったようで、米をお茶で炊くもの、炊きあがったごはんにお茶や抹茶をかけたもの、醤油で炊いた茶色いご飯などなど。これは、煎茶の葉を乾煎りして、香りが立ったらもんで、炊きあがったごはんに入れて、蒸していただく。「ずいぶんよきせんじちゃを」とある。お茶のふりかけ?

*すいか(歌川豊国 浮世絵 十二月の内 水無月 土用干しより)
当時の西瓜は今よりは甘みが少ないので、砂糖をかけたり、砂糖煮にしたりして食されてきた。歌川豊国の浮世絵に角切りの西瓜が皿の上に山盛りになっているのが見られる。
