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飯沢耕太郎と写真集を読み尽くす Vol.18 『フィリア―今道子』

飯沢耕太郎と写真集を読み尽くす Vol.18
『フィリア―今道子』

今道子さんは1980年ごろから、「食べ物」や「花」や「虫」などを使ってオブジェをしつらえ、それを写真で撮影して作品を制作・発表してきました。
その緻密で幻想的な作品世界は内外で高い評価を受け、いま神奈川県立近代美術館・鎌倉別館で、国内の美術館では初となる展覧会「フィリア」を開催中です(2022年1月30日まで)。

今回はその今さんをゲストにお招きし、展覧会のカタログとして出版された『フィリア―今道子』(国書刊行会)を中心に語り合い、ともに食卓を囲む予定です。

謎めいた写真家、今道子さんの肉声を聞く機会はあまりないと思いますので、ぜひ足をお運びください。
 
『フィリア―今道子』も販売します。 (飯沢耕太郎)

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●展覧会 「フィリアー今道子」

会場 神奈川県立近代美術館・鎌倉別館
会期 2021年11月23日(火曜)–2022年1月30日(日曜)休館日月曜(1月10日を除く)
   12月29日(水曜)–2022年1月3日(月曜)
開館時間 午前9時30分 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料 一般700円 20歳未満と学生550円 65歳以上350円 高校生100円
詳しいことは下記に
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2021-kon-michiko
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日時:2022年1月22日(土)
   10:00

ゲスト 今道子さん
聞き手 飯沢耕太郎

2600円(三年番茶付き) 学生割引 1600円(三年番茶付き)(税込)

昼食会
トーク終了後、今さん、飯沢さんを囲んでの昼食会(1650円(税込))があります。ご希望の方は、予約の時にお申し出ください。

場所 写真集食堂めぐたま
渋谷区東3−2−7-1F(恵比寿駅 徒歩7分)
03-6805-1838

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com
*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。
*前日、当日のキャンセルは準備の都合上キャンセル料をいただきます。

飯沢耕太郎の写真集を語り尽くす!Vol.17 山田脩二『新版 日本村 1960-2020』(平凡社、2020年)  

飯沢耕太郎の写真集を語り尽くす!Vol.17
山田脩二『新版 日本村 1960-2020』(平凡社、2020年)  

1960〜70年代、高度経済成長下のニッポンの津々浦々を撮影し、伝説の写真集『日本村 1969-79』(三省堂、1979年)を刊行して、高い評価を受けた山田脩二さん。その後、炭を焼き、瓦を焼く「カワラマン」に転身して驚きを与えましたが、どっこい写真家としての活動はしっかりと続けていました。その成果をまとめたのが、昨年刊行された400ページを超える大著『新版 日本村 1960-2020』です。

今回は、淡路島にお住まいの、80歳を超えて、なお意気軒昂な山田さんをゲストにお迎えし、同書を中心に語り尽くします。山田さんの肉声を聞くことができる、またとない機会になります。ぜひ足をお運びください。(飯沢耕太郎)

山田脩二(やまだ・しゅうじ)
写真家・カワラマン
プロフィール 1939年兵庫県西宮市甲子園生まれ。1958年桑沢デザイン研究所入学。60年修了。1960年から 2年間凸版印刷株式会社の臨時職工、スタジオ・暗室の助手を経てフリーカメラマンに。主に建 築・美術など造形的な分野の写真を撮る一方、日本の津々浦々に旅を続け雑多な風景を撮る。 1982年“職業写真家”に終止符宣言をして、淡路島の地場産業、粘土瓦製造に臨時職人と して2年間従事。1984年「フリー(瓦)カワラマン」と自ら名乗り、写真(紙)を焼き、瓦(土)を焼 き、炭(木)も焼き……と、“焼き”にこだわり続け、ついに焼きと酔いが回って、40年。
【主な受賞歴・展覧会・著書】
1974年「現代日本15人の写真家」展(東京国立近代美術館)。
1979年写真集『山田 脩二|日本村1969-79』(三省堂)。
1991年「吉田五十八賞特別賞」。
1996年『カメラ マンからカワラマンへ(』筑摩書房)。
1998年『日本の写真家 39 山田脩二(』岩波書店)。
2007年「織部賞」(岐阜県)。
2008年「日本建築学会文化賞」(社団法人日本建築学 会)。
2010年写真集『山田脩二 日本旅 1961-2010』(平凡社)。
2016~17年「さ迷う『山田脩二・日本晴れ』展 あっちこっちで……。」(全国11カ所)。
2020年 写真集『新版『日本村』1960‐2020』(平凡社)。

7月4日(日)
15:30 開場
16:00〜17:30 トーク 山田脩二さん 聞き手 飯沢耕太郎

◉トーク終了後、17:30〜19:00、山田さん、飯沢さんを囲んでのご飯会があります。
ご希望の方はお申込みの時に、お申し出ください。別途料金3000円(ワンドリンク付き)です。

2600円(税込)三年番茶付き 学生割引 1600円(三年番茶付き)

場所 写真集食堂めぐたま
渋谷区東3−2−7-1F(恵比寿駅 徒歩7分)
03-6805-1838

お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。
定員 15名

*コロナ対策は、都の要請に従って、行ないます。
*ご来場の方には、マスクの着用をお願いします。

写真集を語り尽くすVol.16 土田ヒロミの写真世界を読み解く

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写真集を語り尽くすVol.16 土田ヒロミの写真世界を読み解く

 7月の「写真集を語り尽くす」はゲストに土田ヒロミさんをお招きします。土田さんは1939年、福井県に生まれ、東京綜合写真専門学校卒業後、1971年に「自閉空間」で第8回太陽賞を受賞します。以後、『俗神』、「ヒロシマ3部作」、『砂を数える』、『ベルリンウォール』など、個と社会との関係を独自の視点から捉え直す力作を次々に発表してきました。近作の『フクシマ2011-2017』は、原発事故直後から福島県各地を定点観測的に撮影した写真を集成したものです。今回は、土田さんのユニークな発想、制作を持続するエネルギーが、どのあたりから湧いてくるのかを写真集を読み解きながら探っていきます。土田さんの肉声をたっぷり聞くことができる貴重な機会ですので、ぜひ足をお運びください。(飯沢耕太郎)

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私は「写真が好き」だけで、走って参りました。気がついたら結構な時間が経っていることに驚いています。独りで振り返ることは、あまり好きではありません。皆さんと共に他人事のように土田ヒロミを眺められたらよいなーと考えています。解体新書です。腑分け、是非ご参加ください。(土田ヒロミ)

7月21日(日)
10:00~11:30

ゲスト 土田ヒロミさん
聞き手 飯沢耕太郎

2500円(三年番茶付き) 学生割引 1500円(三年番茶付き)

場所 写真集食堂めぐたま
渋谷区東3−2−7-1F(恵比寿駅 徒歩7分)
03-6805-1838

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。

写真集を語り尽くすVol.15 石井正則さんと「駄カメラ」を語り尽くす!

石井正則

写真集を語り尽くすVol.15
石井正則さんと「駄カメラ」を語り尽くす!

 俳優、ナレーターなどで活躍する石井正則さんは、写真の趣味でも有名です。
石井さんが昨年出版した『駄カメラ大百科』(徳間書店)は、3000円以内で購入した「駄カメラ」への愛と情熱があふれる好著でした。
痒い所に手が届くような解説の文章もさることながら、そこに掲載された石井さん撮影の作例写真も素晴らしいものです。
今回の「写真集を語り尽くす」では、その石井正則さんをゲストにお迎えし、「駄カメラ」について、写真についてとことん語っていただきます。「絶対おススメ!」の企画ですので、ぜひ足をお運びください。(飯沢耕太郎)

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石井正則さんからのコメント
『 拙著「駄カメラ大百科」は、悲しいことに「捨て値」のようになってしまっている「フィルムカメラ」を、逆に「駄菓子のように懐かしく、安価に気軽に楽しもう」ということで「たくさんの方にフィルムカメラに触れてほしい」と書かせていただいた本です。
なので「カメラ」の話にはなっても「写真」の話にはほとんどなりませんでした。
そんな中、飯沢さんが「この本の写真がいい」「写真の話をしましょう」と嬉しい言葉をいただき実現したのがこのイベントです。
飯沢さんが「写真」の角度からこの本を斬ってくれます!
「安価なカメラでも、こんなに撮れる!」
あなたの写真生活に新たな視点が生まれるかもしれません!
みなさまぜひに!』

6月30日(日)

10:00~11:30

ゲスト 石井正則さん
聞き手 飯沢耕太郎

2500円(三年番茶付き) 学生割引 1500円(三年番茶付き)

場所 写真集食堂めぐたま
渋谷区東3−2−7-1F(恵比寿駅 徒歩7分)
03-6805-1838

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。

飯沢耕太郎の写真集を語り尽くすVol.14 木村伊兵衛写真賞受賞者・岩根愛さんと受賞作『KIPUKA』を語る

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飯沢耕太郎の写真集を語り尽くすVol.14
木村伊兵衛写真賞受賞者・岩根愛さんと受賞作『KIPUKA』を語る

 本年度の第44回木村伊兵衛写真賞、は岩根愛さんの写真集『KIPUKA』(青幻舎)と写真展「FUKUSHIMA ONDO」(Kanzan Gallery)に決まりました。

岩根さんは2006年から10年以上にわたってハワイの日系移民を追い続けてきました。彼らが「BON DANCE」で唄い踊る「FUKUSHIMA ONDO」の元になったのが相馬盆唄であることから、原発事故の被災地である福島県各地の写真とあわせてまとめたのが「KIPUKA」シリーズです。

町口覚さんの造本・設計によるこの写真集が、どのようにしてできあがってきたのかを、その背景となるハワイの事情を含めて岩根さんと語り尽くします。ぜひ足をお運びください。(飯沢耕太郎)

4月21日(日)

●トーク

10:00〜11:30

ゲスト=岩根愛さん

東京都出身。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て1996年に独立。雑誌媒体、音楽関連等の仕事をしながら、2006年以降、ハワイにおける日系文化に注視し、2013年より福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続ける。2018年、初の作品集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓。
http://www.mojowork.com

2500円(トークと三年番茶付き)

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。

*前日、当日のキャンセルは準備の都合がありますので、キャンセル料をいただきます。

ランチ
岩根さん、飯沢さんと一緒にランチを食べる方は事前にお申し込みいただけると嬉しいです。
ランチ1500円。