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「飯沢耕太郎と写真集を読む Vol.9『写真時代』の時代!」講座レポ

1月11日の日曜日に、今年最初の「写真集を読む」が開催されました。

9回目となる今回のテーマは「『写真時代』の時代!」

1981〜1988年の間刊行された雑誌『写真時代』を読んでいきました。

 

編集者の末井昭と写真家の荒木経惟、2人のタッグによって生み出された『写真時代』。

DSC_0139全巻ずらっと並べられた雑誌は、飯沢さんが古本屋をまわってみつけてきたお宝です。

 

発売当時はなんでもありの成人誌といった存在でしたが、今あらためて見てみると、80年代という時代の勢いがギュッと凝縮された、日本写真における重要な役割を担う雑誌であることがわかります。

DSC_0115荒木経惟の「景色」「少女フレンド」「荒木経惟の写真生活」の三大連載や、スランプからの復活を遂げた森山大道の「光と影」の連載は創刊号からはじまった連載でした。

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写真家には倉田精二、北島敬三、山内道雄、浜田蜂朗、瀬戸内玄、書き手には赤瀬川原平、南伸坊、長谷川明などそうそうたる顔ぶれです。

 

「面白きゃナンでもイイ!」

という『写真時代』のスタイルのもと、さまざまな企画が組まれました。その多くが写真家や書き手にとって大きなきっかけとなり写真集や著書など新たな表現につながっています。

 

DSC_0135女性や若い方は時代の勢いに圧倒されながら、発売当時を知っている方は懐かしいような気恥ずかしいようなきもちで雑誌をめくっているようでした。

 

DSC_0141飯沢さんはこんな本も出しています。編集者・末井昭との対談など雑誌の裏話が満載の一冊。

 

『写真時代』に続き次回の「写真集を読む」からは何度かにわけて、天才アラーキー、荒木経惟の姿を追っていきます。

お楽しみに!

たくさんの参加お待ちしております!

 

 

飯沢耕太郎と写真集を読むvol.10

「荒木経惟を読む! Part1 初期写真集」

2月28日(土)

10:00~11:30

料金 2500円(三年番茶付き)

学生割引 1500円(三年番茶付き)

定員 15名

 

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。

*前日、当日のキャンセルは準備の都合がありますので、キャンセル料をいただきます。

*飯沢さんと一緒にランチを食べる方は事前にお申し込みいただけると嬉しいです。

休日ランチ1500円。

 

写真/文 館野 帆乃花