月別アーカイブ: 2014年10月

「飯沢耕太郎と写真集を読む Vol.7牛腸茂雄の写真集」 講座レポ

すっかり秋も深まり、肌寒くなってきましたね。
月に一度、日曜の朝にじっくりと写真集を読む時間。
10月26日の「飯沢耕太郎と写真集を読む」

第7回の今月のテーマは「牛腸茂雄の写真集」でした。

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これまで、この講座では光画、VIVO、PROVOKEといった写真家たちの活動を紹介してきましたが
今回は1人の写真家にスポットを当てています。

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牛腸茂雄は1946年に新潟県加茂市にて、金物屋の次男として誕生。
小さいころに胸椎カリエスという骨の病気を患い
20歳まで生きられないと宣告されながらも
グラフィック・デザイナーを志して19歳のときに上京しました。

桑沢デザイン研究所に在学中に
写真家であり講師だった大辻清司によって写真の才能を見出されます。
36歳でその短い生涯を終えるまでのおよそ15年間で
『日々』『SELF AND OTHERS』『見慣れた街の中で』の3冊の写真集を残しました。

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飯沢さんのお話を聞きながら、1枚1枚じっくり写真を見て行きます。

こども、友人、家族、街ですれ違う人々を
こまやかに捉えている写真は
病のために送ることができなかった少年時代や何気ない日常を
「願望の自画像」として被写体に投影しているようです。

また、牛腸と被写体という自己と他者の関係だけでなく
写真を見ている私たちも、被写体に自分を重ねてしまうような
不思議なまなざしを感じます。

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写真家について詳しくなると写真のみかたも奥深くなりますね。

今回はいつもより少人数の講座になりましたが
牛腸茂雄の写真が好きな方ばかりだったようでした。
好きな写真を人と共有するのは楽しいですね。

次回のテーマは「鈴木清と自費出版写真集の可能性」です。
みなさまの参加をおまちしています。

11月23日(日)
10:00~11:30
料金 2500円(三年番茶付き)
学生割引 1500円(三年番茶付き)
定員 15名

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com
*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。
*前日、当日のキャンセルは準備の都合がありますので、キャンセル料をいただきます。
*飯沢さんと一緒にランチを食べる方は事前にお申し込みいただけると嬉しいです。
休日ランチ1500円。

写真/文 館野 帆乃花

「onときたま@湯川村」上映+一日湯川村DAY+ときたま還暦祭 レポート

福島ヴィエンナーレ2014〜気〜
「onときたま@湯川村」上映+一日湯川村DAY+ときたま還暦祭 レポート
ときたまのサイトに載っています。
みてね。
http://tokitama.net/wp/wp-admin/post.php?post=2262&action=edit

石原悦郎×飯沢耕太郎「1985-2014 写真の〈現場〉から」

石原悦郎×飯沢耕太郎
「1985-2014 写真の〈現場〉から」
『1985/写真がアートになったとき』(粟生田弓/小林杏編著、青弓社)刊行記念

『1985/写真がアートになったとき』でとりあげた、日本初の写真美術館=つくば写真美術館が開館した1985年以降、写真は大きな変化にさらされてきました。事実を記録する機械として、人々のコミュニケーションをつなぐメディアとして、視覚的に訴えかける情報として、そして作家がファインダー越しに対象を見つめシャッターを押すことで生まれる作品として——。
「つくば写真美術館」創設者であるツァイト・フォトのオーナー石原悦郎氏と、当時のキュレーターチーム最年少のメンバーとして活動した写真評論家の飯沢耕太郎氏。常に写真の現場と関わり続けてきたお二人それぞれから見た、1985年から現在までの日本の写真の動向を振り返り、写真の現場とこれからに迫ります。

登壇者略歴

石原悦郎(いしはら・えつろう)
1978年に東京、日本橋室町に、日本で最初のコマーシャル・フォト・ギャラリーであるZEIT-FOTO SALONを創設。フランス、アメリカをはじめとする国外の作家の紹介や、日本人作家の発掘に尽力し、日本にオリジナル・プリントという考え方を広める。1985年に国内初となる写真美術館「つくば写真美術館」を設立。ブレッソンやブラッサイ、マン・レイ他400点以上の作品を展示した。また、絵画やワイマール期のSPレコードの収集家でもある。

飯沢耕太郎(いいざわ・こうたろう)
写真評論家。1980年代から雑誌媒体を中心に写真評論活動を開始。博士論文をもとにした『「芸術写真」とその時代』(筑摩書房、1986年)を皮切りに、著書も精力的に刊行。その数は単著だけで40を超える。写真雑誌「デジャ=ヴュ」(フォトプラネット)の編集や公募展の立案・審査、展覧会のディレクションやワークショップの運営、大学や専門学校での講師なども手がけ、近年はきのこ文学研究や翻訳の仕事でも知られる。

日時
10月25日(土)
15:00〜17:00

料金
3000円(三年番茶とおやつ付き)

場所
めぐたま
150-0011 東京都渋谷区東3−2−7−1F
恵比寿駅 徒歩7分
https://megutama.com/

「恵比寿きのこウィークス エビキノ!」

●「恵比寿きのこウィークス エビキノ!」のお知らせ

渋谷区恵比寿のご近所同士「写真集食堂めぐたま」と「Earth & Salt」は、「恵比寿きのこウィークス エビキノ!」を開催します。食べる、見る、聴く、つくる、読むなど、いろいろな角度からきのこの不思議な魅力に迫る日々を、どうぞ心ゆくまで楽しんでください。
飯沢耕太郎 (きのこ文学研究家、写真評論家)

会期:2014年10月24日(金)~11月5日(水)
会場:写真集食堂めぐたま
   東京都渋谷区東3−2-7 ⅠF
   営業時間 平日11:30~23:00 土日祭日 12:00~22:00
会期中の休日 27日(月)、11月4日(火)
   tel /fax 03-6805-1838
https://megutama.com/
mail / megutamatokyo@gmail.com

Earth & Salt
   東京都渋谷区広尾2−2−18
   営業時間 平日 11:00~18:00 定休日 木曜日
   会期中の休日 30日(木)
tel /fax 03-6419-7218
http://earthandsalt.com/
mail / info@eartandsalt/com

●きのこアートマーケット 10月24日(金)~11月5日(水)
会場:めぐたま/Earth & Salt
きのこをテーマにしたアート作品多数展示即売。
出品作家/そのきのこ、スズキエリコ、arie:chroma、N▲TSUKO.、UUUUU、FrauPilz、
そのきのこ

青山 希望 / 内田 里奈 / 大久保 惠 / 勝見 泰里 / 栗原 あずさ /
澤村 祐介(Collaboration Sayuri Asaoka) / 田中 健太郎 / 津田 恭子 / 松下 由希子 / 松田 紗代子 / みかみ まよ / Agata Yamaguchi / 山田 悠太朗 / 脇田 あすか

●きのこ料理 10月24日(金)~11月5日(水)
会場:めぐたま/Earth & Salt
きのこのテリーヌ、きのこのキッシュ(めぐたま)、きのこのスープ、きのこのマフィン(Earth & Salt)の他、めぐたまでは「亡命ロシア料理」、岩出菌学研究所のオオイチョウタケソース」など、美味しいきのこ料理をご用意します(数量限定)。

●きのこ本棚 10月24日(金)~11月5日(水)
会場:めぐたま
飯沢耕太郎所蔵のきのこ本を自由にご覧いただけます。

●ゴムきのこ工房 10月26日(日) 受付11:00~16:00
会場・予約:Earth & Salt(ご予約は1週間前まで)
参加費:2000円(予約)/2500円(当日)
熱を加えるとゴムのようになる特殊な粘度を使って、オリジナルのきのこグッズを作ります。もちろんグッズは持ち帰っていただきます。ドリンクサービス付き(小学生の方は保護者同伴で)。

●ちくわぶ「きのこライブ」 
10月30日(木) 開場18:30 開演19:00
会場・予約:めぐたま
チャージ(ワンドリンク付き)2500円(予約)/3000円(当日)
ヴォーカルのEmmaとギターの野崎理人によるデュオが、きのこソングをたっぷり演奏。美味しいきのこ料理もご用意します。

●きのこトーク&パーティ「アッと驚くきのこアート」
11月1日(土)19:00~
会場・予約:めぐたま
一般 4500円 /学生 3000円
現代美術から写真まで、きのこアートの魅力について熱く語り合います。新刊の『増殖・少女系きのこ図鑑』(DU BOOKS)の著者玉木えみさんのライブペインティングもあり。その後はきのこ料理をたっぷり召し上がっていただきます。
トーク:飯沢耕太郎、松下計(アートディレクター・E&S主宰)
ゲスト:玉木えみ(イラストレーター)

●きのこモーニング茶事 11月2日(日)8:00~9:30
会場・予約:めぐたま
参加費:3000円(きのこの一汁一菜、お菓子、お抹茶付き)
押忍!手芸部の部長さん、息継庵こと石澤彰一さんのお手前。お茶の経験も知識もいりません。

●Barきのこ倶楽部 10月24日(金)、31日(金)19:00~
会場:Earth & Salt
「喫茶きのこ」を主宰する古山ナオさんたちによる、ヒトヨタケのきのこメニューときのこ音楽の夕べです。

それぞれのお店の営業日、営業時間が違いますのでご注意ください。
ではスタッフ一同、お待ちしています!

きのこトーク&パーティ「アッと驚くきのこアート」

●きのこトーク&パーティ「アッと驚くきのこアート」
11月1日(土)19:00~
会場・予約:めぐたま
一般 4500円 /学生 3000円
現代美術から写真まで、きのこアートの魅力について熱く語り合います。新刊の『増殖・少女系きのこ図鑑』(DU BOOKS)の著者玉木えみさんのライブペインティングもあり。その後はきのこ料理をたっぷり召し上がっていただきます。
トーク:飯沢耕太郎(きのこ文学研究者、写真評論家、写真集食堂めぐたま主宰)
松下計(アートディレクター・E&S主宰)

     松下計
    http://tsdb.geidai.ac.jp/profile/ja.-wM4WZGYLMPrrfWihRVifQ==.html

    earth&salt
http://earthandsalt.com

ゲスト:玉木えみ(イラストレーター)
    https://twitter.com/wooooolen
    http://www.amazon.co.jp/少女系きのこ図鑑-玉木えみ/dp/4925064592
    http://www.amazon.co.jp/増殖・少女系きのこ図鑑-菌類イラスト集2-玉木-えみ/dp/4907583265/ref=pd_sim_b_1?ie=UTF8&refRID=1FCQ5HCDNRA6S8F93HC9