月別アーカイブ: 2016年5月

奥勝實さんの「昼下がりの妖精」/めぐたまミラーキットパスプロジェクトNO11

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今日、めぐたまミラーキットパスプロジェクトの作品が変わりました。
第11弾です。
じとじと雨模様を吹っ飛ばす、元気な色の作品です。
銅版画家、イラストレーター、グラフックデザイナーなどで活躍している奥勝實さんが「昼下がりの妖精」を描いてくれました。

めぐたまミラーキットパスプロジェクトは知的障害者雇用7割以上の日本理化学工業応援プロジェクト、めぐたまミラーキットパスプロジェクトについては下記に。
ページの中程に載ってます。
https://megutama.com/活動/

これまでのキットパスプロジェクト作品は下記に。
https://megutama.com/category/キットパスプロジェクト/

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奥勝實さんのサイト
http://okukatsumi.exblog.jp

奥さん、ありがとうございます!
皆様、みに来てね!

雅楽と料理を楽しむ夕べ【2】レポート

雅楽と料理を楽しむ夕べ【2】平安時代・雅の世界と小町美女料理へのお誘いです
レポート

前回の天平につづく、平安の雅楽の会と料理の夕べ、5月14日に開かれました。

第一部は三田徳明雅楽アンサンブル(三田徳明さん/MC、篳篥、三田晴美/笙、打ち物、鈴木祥江/笛、三田千尋/篳篥、打ち物)による平安雅楽のお話と演奏と舞い。

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まず最初は、越天楽。
そして、越天楽のメロディーに乗せて、1回目の雅楽の会のときに作っためぐたまの歌(作詞/ときたま&おかどめぐみ子)をうたいます。

めぐたまの歌
1)人の出会いは ときたまの 海と山より 恵みきて
写真が開く 世の扉 今日もめぐたま 日本晴れ
2)あなうましやな めぐたまは かのしし いのしし にぎわしく
飲めや歌へや 踊れよや 天平人も かくあらん

つづいて、平安時代の雅楽の演奏と舞い。
分かりやすい三田徳明さんの解説が間に入ります。
演奏されたのは陪臚(BAIRO)、白濱(HO-HIN)、胡蝶(KOCHO)、蘭陵王(RANRYO-OH)の4曲です。
雅楽が目の前でみられるのは本当に贅沢です。

そして、2部は、平安のご飯会。

テーマのある料理に燃えるおかどさんが、今回も張り切って作りました。
「玉造小町壮衰書」などを参考にしたそうです。

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堅 鮭の条(須波夜利)鮭とば・鰹若節・ホタルイカの煮干し

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膾 鯉のあらい
 「膾は、赬鯉(ていり-赤鯉)のつちずりにあらざれば嘗めず」
  
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炙 豕(いのこ)の串焼き

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茹 芋がらと干し筍。
以毛之(いもじ)倭名以毛之俗用芋柄、芋茎也。
  
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煮 荒布の炒め煮 ふさはじかみ

羹 若布と若菜の羹
 
飯 望がゆ 「十五日は、望かゆの節供まいり」(枕草子)
「食は麇牙(しょうが-白米)にあらざれば喰らわず」
米、あずき、大豆、栗、粟、柿、ささげの七種の穀入りの粥 毎月一五日に食べる。

漬 ぬか漬け 大根・胡瓜(和名曾波宇里俗云木宇利)

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果 鶏心の棗(和名奈豆女)・杏子(和名加良毛々)

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*「めぐり」、飯のまわりに置く調味料のこと。塩、酢、酒、醤
*調味料 塩、酒、酢、酢滓、醤、鼓、未醤、糖(甘蔓)、煎汁、胡麻油、酥、はちみつトウ*香辛料、薬味 生姜、茗荷、山椒、橘、柚子、山葵、蓼、芥子、野蒜、胡麻、薄荷など

マルティン・チャンビ写真展 スペシャル・トーク2 レポート

マルティン・チャンビ写真展 スペシャル・トーク2 レポート

5月21日、写真展会場(ペルー大使館)で、企画者の白根全さんと飯沢耕太郎さんのトークが行われました。

そうそう、マルティン・チャンビ写真展は、好評に付き、会期が5月23日(月)まで延長され、なんと,入場者は1000人を超えたそうです!!
すばらしい!!

トークの後は、めぐたまでのペルー料理の会。
おかどさんが張り切って、前回とは違う料理にも挑戦しました。

CANCHITA 炒りトウモロコシ カンチータ 
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CEVICHE DE PESCADP 白身魚のセビーチェ
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SOLTERITO セビーチェ風 豆とチーズのサラダ
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ADOBO DE CHANCHO 豚のアドボ(インカの都クスコの名物料理)
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AJI DE GALLINA 鶏胸の黄色いパン粥 インディカ米
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SALSA CRIOLLA サルサ クリオージャ
薬味

ミルクの黄金律のアイスのアルガロビーナソースかけIMG_0754

おこしいただいた方、白根全さん、ありがとうございました。
写真を撮ってくれた、ほのちゃんも、ありがとう。

「飯沢耕太郎と写真集を読むvol.22 ヌード写真集を読む」講座レポ

月に一度の連続講座「飯沢耕太郎と写真集を読む」。

この講座では、あるときは写真家を取り上げ、またあるときは1つの時代や1つのテーマにスポットをあてて、写真集を味わってきました。
(これまでの講座の様子はこちら

5月15日、22回目となる今回は「ヌード写真集」がテーマです。

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飯沢さんはヌードと写真について考えるときのキーワードは「ヌード」と「ネイキッド」の2つだとします。

美しいフォルム、物体としての「ヌード」
隠されていた存在が露わになる、出来事としての「ネイキッド」

今回は飯沢さんが選んだ古今東西のヌード写真集を、この2つの視点からみていくことで人の裸を撮ること、そして見ることについて考えていきます。

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1冊目に紹介したのは『明治裸体写真帖』(1970年)です。星野長一氏という江戸から明治のヌード写真を集めたコレクターのコレクションからなる一冊で、これらの写真は当時、外国人の旅行土産としてアンダーグラウンドで出回っていたと言われています。

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続いて飯沢さんが紹介したのが日本の明治時代と同時期にあたる、フランスを中心としたベル・エポック(良き時代)のヌード写真を集めた『Velvet Eden』(1979年)です。

『明治裸体写真帖』に収められた日本の初期のヌード写真はポーズや表情がぎこちなく、どこか痛々しいものも感じてしまうのに対して、『Velvet Eden』は華やかで解放的であり、芸術作品としての成熟度が高い写真ばかり。同じ時代でもまったく異なる「ヌード写真」があることが分かります。

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次に見ていったのはアーヴィング・ペンの『Dancer』(2001年)とロバート・メイプルソープの『Black Book』(1986年)です。どちらも、肉であり物体である裸体の「モノ」としての存在感とともに、写真家の被写体に向けられた執拗なまなざしを感じます。

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そして「モノ」としてのヌードではなく、自分と自分の周りの出来事として裸体(=ネイキッド)を写したのがナン・ゴールデンの『the Ballad of sexual Dependency(性的依存のバラッド)』(1986年)です。愛する人のカラダ、恋人に暴力をふるわれて負った傷など、切実さと痛みが伝わるような「コト」としての写真集であり、日本の写真家にも影響を与えた一冊です。

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日本のヌード写真集から飯沢さんが選んだのは、変わりゆく東京の街とヌード写真を同時に並べた荒木経惟『TOKYO NUDE』(1989年)と宮沢りえのヌード写真集として話題となった篠山紀信『Santa Fe』(1991年)の2冊でした。
美しさや若さの陰にある消え行く存在の儚さを感じさせるような「ヌード」であり「ネイキッド」でもあるカラダが写されています。

ほかにも講座ではポール・アウターブリッジ Jr.『Photographien』(1981年)やオランダのクリエイター集団Kesselskramerの写真集『Useful Photography#8』(2008年)も取りあげました。紹介できなかった写真集もあったので、続編もあるかもしれません。

今回は時代や国を超えて「ヌード写真集」というテーマでたくさんの写真集を見ていきましたが、次回は打って変わって、ウォーカー・エヴァンズの『アメリカン・フォトグラフス』(1938年)という1冊の写真集を1時間半じっくりと時間をかけて読み解いていきます。

【次回講座のごあんない】

飯沢耕太郎と写真集を読むvol.23
「ウォーカー・エヴァンズ『アメリカン・フォトグラフス』を読む」

6月19日(日)

10:00~11:30

2500円(三年番茶付き) 学生割引 1500円(三年番茶付き)

定員 15名

場所 めぐたま

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com

*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。

*前日、当日のキャンセルは準備の都合がありますので、キャンセル料をいただきます。

*飯沢さんと一緒にランチを食べる方は事前にお申し込みいただけると嬉しいです。(休日ランチ1500円)

 

写真/文 館野帆乃花

 

 

「めぐたまブドウ棚計画」始動!!

「めぐたまブドウ棚計画」始動!!

めぐたまの奥の中庭の上にブドウ棚をつくろう!、題して「めぐたまブドウ棚計画」が始動しました。

内田秀さんのご実家はブドウ農家。
そこから持って来て下さった、純国産、日本の固有種、甲州ブドウです。
接ぎ木がしていない、根っこまで全部甲州ブドウです。
いわゆる自根ってやつですね。
ウイルスに感染しやすい。
でも感染しても、糖度が落ちるだけで,枯れません。

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フェンスにそって内田秀さんが植樹。

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無事に植え終わりました。
今年は房がついていないのでなりませんが、来年はぶどう狩りが出来る予定です。

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プロジェクトの始動を祝って、甲州ブドウのスプマンテで、乾杯!

これから、ブドウをはわせる棚をつくります、っていうか、内田さんが作ります。
お楽しみに。