落語と江戸料理の会4  めぐたま寄席  春風亭一蔵 さんレポート

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落語と江戸料理の会4  めぐたま寄席  春風亭一蔵 さんレポート

12月25日、クリスマスの夜に開かれた春風亭一蔵 さんの落語と江戸料理の会、楽しく終わりました。

第一部は春風亭一蔵さんの落語二席。

第二部はおかどめぐみこさんの作る江戸料理。

一蔵さんがお客様全員の席を回ってくれたので、大盛り上がり!

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*ウエルカム クリスマスおにぎり

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*叩き豆腐
江戸料理の豆腐料理のレシピ集「豆腐百珍」の佳品の部に入っている一品。
焼き豆腐と味噌を包丁でよく叩いて合わせ、つなぎに卵白を入れて、小麦粉をまぶして揚げる。お茶うけにも、酒の肴にもよく合う。
原本は豆腐と味噌を7対3の割合で混ぜるとあるが、昔の豆腐は大きかったのか今の豆腐でこの割合だと塩辛くて食べられない。

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*蒟蒻のみぞれ煮 
江戸時代後期の料理本「素人包丁」より。
蒟蒻は医薬品として中国から伝来、「お腹の砂下ろし」と呼ばれて、大掃除の後や冬至、節分などに、毒をさらい体内を清めることを目的に食べられていました。体が芯から温まります。

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*鳴き卵
江戸時代後期の料理本「素人包丁」より。
茹で卵を乾煎りするとき、キューキューと鳴くのと、辛くてうまくて泣けてくるので、この名前がついたのだろうか。同じ料理法を蒟蒻でもやったようです。

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*鶏のオランダ煮
江戸時代の料理書「新撰包丁梯」(杉野駁華(すぎのばくか)より。
オランダ煮は油で炒めたり揚げたりした後に、味をつけて煮る料理法。
江戸時代にオランダ貿易を通じて伝わったと言われています。

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*蓮根胡桃味噌
江戸時代のレシピの載っている料理本「料理伊呂波包丁」より。
食用蓮根は鎌倉時代に中国から伝来。
その効能もさることながら、穴から「見通しがきく」ということで正月などの縁起物として欠かせません。
来年を見通していただこうとご用意しました。
胡桃のアンチエイジング効果とデトックス効果のある蓮根の完璧な組み合わせです。

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*煮干しの炒め
根深汁の出汁をとった後の煮干しと、根深葱の青いところも一緒に炒め、醤油で煎り付ける。
捨てるところのない、江戸倹約料理。

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*根深汁 (『剣客商売』1「女武芸者」より)
秋山大治郎の好物。ネギだけの質素な味噌汁だが、地中深く伸びる葱は白く甘みがある。

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*生姜ごはん

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*大根の漬物

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