「飯沢耕太郎と写真集を読む Vol.8鈴木清と自費出版写真集の可能性」講座レポ

3月から始まった飯沢さんの連続講座。
おかげさまで11月23日で8回目となりました。
めぐたまで読める写真集の良さをもっと知ってもらいたい!
そんな気持ちで今回も講座の様子をレポートしたいと思います。
いままでの講座レポートはこちら

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今回のテーマは「鈴木清と自費出版写真集の可能性」。

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写真集は写真家だけでなく、出版社を通じて編集者、デザイナーなど
多くの人が関わってつくられていきます。

関わった人々の化学反応によって
素晴らしい作品がつくられることもあれば
それが時に、写真家にとって「制約」になってしまうことも。

鈴木清が生涯で発表した8冊の写真集のうち、7冊が自費出版でした。
彼はイメージするものをストレートにかたちにするために
「制約」のない自費出版をあえて選んだといえます。

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DSC_1011 のコピー

『流れの歌』『ブラーマンの光』『天幕の街』『夢の走り』
『愚者の船』(IPCから出版)『天地戯場』
『デュラスの領土〈DURASIA〉』『修羅の圏(たに)』
の8冊の写真集をエピソード交えながらみていきます。

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今回は特別ゲストに鈴木清さんの娘さんの
光(ひかり)さんをお迎えして貴重なお話を伺うことができました。

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鈴木清は構成を練るために写真集ごとにダミー本をつくり
細部までこだわり続けます。
光さんがとっても貴重な『修羅の圏』のダミー本を持ってきてくださいました。
走り書き、テープのあと、しわくちゃな紙。
ダミー本には写真家の思考のプロセスがにじみ出ています。
「写真のコピーは近所のコンビニでやっていた」
なんて、家族だからこそ知っているエピソードも。

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今回は「写真をみせること」に徹底的にこだわった写真家の姿をみることができました。
写真集というかたちで写真家の想いが残っているというのは貴重なことですね。

次回の「写真集を読む」は来年の1月になります。
テーマは「『写真時代』の時代!」
荒木経惟や森山大道など数々の写真家が作品を発表した
1981年創刊の雑誌『写真時代』を読んでいきます。
ご予約はお早めに!!
みなさまの参加をお待ちしております。

1月11日(日)
10:00~11:30
料金 2500円(三年番茶付き)
学生割引 1500円(三年番茶付き)
定員 15名

* お申し込み megutamatokyo@gmail.com
*たまにメールが届かないことがあります。3日以内に返信がない場合、お手数ですが再度メールくださいませ。
*前日、当日のキャンセルは準備の都合がありますので、キャンセル料をいただきます。
*飯沢さんと一緒にランチを食べる方は事前にお申し込みいただけると嬉しいです。
休日ランチ1500円。

写真/文 館野 帆乃花

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